埼玉ホームスタート推進協議会とは

  ホームスタートは、地域の子育て支援者がビジターとして家庭を訪問し、ピアサポート(同じ立場の仲間として支援する)する仕組みです。子育ての経験者をいかしつつ、十分な研修を経て子育て家庭に入り、押し付けではない傾聴と協働という友達のような支援で、こそだて当事者がすこしずつ自信を持って子育てできるように寄り添っていくものです。支援はコーディネートを担当するオーガナイザーのニーズ把握、プロセス途中の評価、最終評価などのマネジメントを受けながら実施されています。

 

埼玉ホームスタート推進協議会は、県内のホームスタート事業を行っている団体による協議会です。

 2023年5月現在、11団体となっています。

 

〈発足の経緯〉

平成23年度、県内3地域(加須市、越谷市、和光市)でホームスタートを取組団体を中心に設立しました。各団体は子育て支援拠点も運営しています。訪問支援に取り組み始めた理由に共通していたのは、拠点の支援は効果的だが、そこに出てこられない家庭が支援を使えずに行き詰まったり、深刻な問題を抱えたりする傾向が強い、家庭のそれぞれのニーズに応じて使える支援が必要なのではないかという課題意識でした。

 この意識のもとに行政、大学、社協、多胎育児や里親支援などの異種団体が集まり、地元での訪問支援実践。、情報交換、質の維持向上、事業安定継続のための行政との協働のあり方の検討を目的とした活動を開始しました。

 また引きこもりがちな親子の抱えやすい孤立の問題と、民間による訪問支援の意義や可能性について課題提案を続け、ホームスタートの県内普及をはかってきました。

 

これまでのあゆみ

 

 2022年度 埼玉ホームスタート推進協議会は10周年を迎えました。

 

 2024年度より、埼玉ホームスタート推進協議会は、NPO法人ホームスタートジャパンの関東エリア所属になり

  名称を 埼玉ホームスタート協議会 に変更することになりました。

 

埼玉ホームスタート協議会は、

埼玉県での地域での⽀え合いや情報交換、協働を促進し、家庭訪問型子育て支援ホームスタートの質の向上を図ること、啓発・普及、および、それに関する調査・研究などを通して、すべての子育て家庭が地域で孤立せず、すべての⼦どもが尊重され、多様な⼤⼈に⾒守られて育つ社会の実現を目指すことを目的として、活動していきます。